おふろと健康のサイエンス。科学的な切り口で毎日の入浴習慣を
より効果的に健康に活かせるお手伝いをモットーにしています。
サウナ浴をしていると、ふと思うことがあります。
それは、
『サウナ浴でも、HSP入浴のようにヒートショックプロテインは
作られるのか?』
という疑問が頭をよぎります。で、早速調べてみましたので、サウナ浴や
HSPのことを、結論の前にご説明します。
サウナ浴とは
サウナ浴は、フィンランド発祥の熱気浴で、焼けた石で部屋の空気を熱し
そこに入って発汗を促す入浴法です。
2000年前には、ヨーロッパ各地で人々に愛されていたようです。
効果や、正しい入浴法は下の記事をご参照くださいね。
HSP入浴法とは
HSP(ヒートショックプロテイン)入浴法についてご説明する前に、HSPに
ついて、HSPはほとんどの生物が作り出すことができるたんぱく質で、主に
熱によるストレスを受けた特に作られるたんぱく質です。
くたびれたキャベツを50℃のお湯にさらすと、なんと!シャキッとなるんです!
これは、鮮度が落ちた(傷んだ)細胞がHSPによって修復された証拠なんです。
HSPは、傷んだ細胞を修復(鮮度がもどる)する能力を持っているんです。
HSPは熱によるストレスだけでなく、運動したり、紫外線を浴びたりしても
作られることが分かっています。
HSP入浴法とは、入浴で体温を上昇させて作り出し傷んだ細胞を修復したり
免疫力をUPさせたりする入浴法です。
サウナ浴でもHSP入浴のようにHSPをつくれるの?
いきなり結論を言ってしまえば、HSPはサウナ浴でも作られます!
HSPは熱によるストレスで作られるということなので、サウナ浴でも
お湯につかる入浴でも同じです。
ポイントは、体温を38℃に上昇させることです。風邪などの病気の時
体温が上昇して、発熱した人は多いはず。実は、この時に体内では、発熱で
作り出されたHSPが、病気によるダメージで傷んだ細胞を直しているんですよ!
人体ってホント神秘ですよね!
さいごに
最後に、サウナ浴でもお湯につかる普段の入浴法でもHSPは作れるのですが
重要なことは、どちらもカラダにとっては負担が掛かっているということ。
サウナ浴後に、勢いよく水風呂に『ザブーン!!』と入りたいところですが
他の人の迷惑にもなりますし、それよりも心臓にめちゃくちゃ負担がかかって
取り返しのつかないことにもなりかねません。体調が悪い時には、無理な入浴は
控えて、健康の増進に役立てていきましょう!
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